しょうゆの話

しょうゆのはじまり

しょうゆの話1

しょうゆは、奈良時代の醤(ひしお)という発酵食品や鎌倉時代の溜(たまり)と呼ばれる調味料にその原形がみられる。 大豆と小麦を原料にした今日のしょうゆに近いものは、戦国時代に生まれた。それが企業の形で生産されはじめたのは、もう少しあとのこととされている。 それでもしょうゆ産業はざっと400年の歴史と伝統をつづっている。

天神様が春をよぶ

しょうゆの話2

お彼岸もすんで、五日市・山田の天神様の祭りに、しばいがかかると秋川渓谷にも春がくる。まるで天神様が梅の香りにのって春をつれてきたようだ。

しょうゆの話3

「さあそろそろしょうゆの仕込みにかからなくちゃ。くぎりもついたしひとつがんばるか!」・・・・・残念なことに今はしばい小屋はかからない。

しょうゆの話4

ぐんがらぐんがら、とうみをまわしてゴミと大豆をよりわける。とうみには中に4枚のプロペラがあって、それをまわして風を起こし、重い物は手前に落とし、軽いゴミは吹きとばすってわけさ。家族総出の大仕事だ。「細かいゴミがもぐり込んで体中チクチクしてなあ後のお風呂が楽しみだったもんだ。」